週末はフィナンシャルプランナーの佐藤文昭さんをお招きして、「親子で学ぶお金の講座」を開いた。
佐藤さんは、14年のキャリアをもつ資産形成のプロ。物静かな話し方だが、“投資を大衆化する”という熱いミッションをお持ちの方だ。難しい内容を大衆向けに分かりやすくシンプルに説明してくださる。
私は、以前から日本ではなぜ子供の時からお金について学ぶ機会が少ないのだろうとずっと感じていた。
欧米では、お手伝いをしてその労働の対価としてお駄賃をもらうという習慣がある。
レモネードを作って売って、そこからビジネスを学んだり、社会貢献のために売り上げを献金するということもある。子供のころからそういった体験をすると、自然と起業とは何か、社会貢献とは何かが分かり、自分で選択して何をしたいか考えられるようになる。経験に勝る教科書はない。
たしかに、お年玉とお小遣いをもらうのもよいお金の管理ができるようになる。 ただ受動的にもらって消費だけするのではなく、主体的に自分から必要なものは何か、いつ、なぜ必要かなどを考え、行動していく方法はないだろうかと考えていた。どんな状況になっても、困難を乗り越えられる思考と判断力を鍛えることはできないかと考えた。
人前ではお金の話はしないようにと育った世代の私。子供だけでなく、今子育てをしている親自身がお金について意外と分かっていないのが現実ではないかと気づいた。
大切なお金をもう少しポジティブにアクティブに考えるのは、小さい時からの環境と親の考え方次第ではないだろうかと思っている。 なので、子供だけが学ぶとか親だけが学ぶのではなく、一緒に話しながら学ぶというのが大切ではないかと思った。
その思いを佐藤さんにお話しすると、とても嬉しいことに賛同してくださった。「おもしろい、やりましょう。やってみたかった。」とまでおっしゃってくれた。
違う専門を持つ者同士でも、ミッションが違っていても、目的さえ同じで柔軟な思考さえあれば協力できるんだなと改めて実感した。仮に違う講座を一緒にするとしても、目的さえ同じであればうまくコラボレーションできる。同じ方向に向かっているからだ。
今週金曜日は、いよいよシステムライフアドバイザーの五嶋絵里奈さんと合同講座をする。これも親子講座。意外と保護者に理解されていないプログラミングとは、AIとはについての話をする。その後、子供がプログラミングのワークショップをしている間、親は目標設定の講座をうける。子供だけ成長するのではなく、ママパパも家族の今後を考えつつ自分はどんなことをしたいのか、ワクワクする自分はどんな姿か、ご自身を見つめる時間をつくるお手伝いをしたい。
週末の親子講座での気づき。横にいる親が真剣にかつ楽しんで講座をうけていると、子供達もまさに真剣そのもので楽しい3時間を過ごしていた。発表の内容も、素直に冷静に物事をみている。また数年後に成長した彼ら彼女らに会ってみたいと思った。