「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

戦時中から旧ユーゴにいたJENの木山啓子氏。厳しい状況でたくさんの難しい決断をしてきたと思う。強靭のメンタルをもちながらも、スタッフや受益者と一緒にコーヒーを飲みながら会話をし、それが対話に変化していくのをよくとなりで見ていた。

どんなに忙しくても話しを聞いてほしいというスタッフがいれば何時間もかけて車を走らせ真摯に聞いてくれる。

次の予定がぎりぎりでも受益者がお茶を入れてくれたら感謝しつつ、そのひと時を楽しみ彼ら彼女らが吐露したいことを真剣に聞き、共感する力をもつ。

これを書いていて今気が付いた。わたしをコーチングの世界に誘ったのは間接的でももしかして木山氏だったのかもしれない。

彼女の傾聴力、共感力のすごさに私は圧倒されたから。リーダーシップも仲間を巻き込む力をもちながらも自然体。彼女の行動をみて、私も何かやってみようと思える。そしてそれが地域、社会に一石を投じる流れになる。

たくさんのすごいことをしているリーダーだけど決して出たがりでもない。「支援活動の主役はあくまで受益者であるこの地域の人々。わたしたちは外から手伝いにきているけれどいずれはこの地域を去る人間。」とよくおっしゃっていた。

人間的にもリーダーとしても素晴らしい方に出会えたこのご縁に感謝しています。

草、自然の画像のようです

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