話のキャッチボールをしていますか?


こんにちは。グローバルパートナーズ&コーチングの佐山友萌子です。

みなさん、毎日様々な方法でいろいろな人とコミュニケーションをとりますね。

コミュニケーションはお互いの会話のキャッチボールがあってなりたつものです。

会話をしていて、何かしっくりこない。自分の話、分かってくれているのかな?聞いてくれているのかな?と感じるときは、会話のキャッチボールがうまく成り立っていないときです。

相手が自分の話を聞いていない。またはお互い、自分の言いたいことをいってお互いの言うことをしっかり聞いていない時に、そういった状況に陥ります。

キャッチボールがうまくいかないと、イライラしませんか?

「自分の話を聞いてくれていないな」「自分のことを大切に思っていないのかな」といった感情から無力感を感じてしまうのです。人は自分の話を聞いてもらえないと、自己効力感が下がるといわれています。自己効力感とは、心理学者のアルバート・バンデューラが唱えた概念で、「人が何らかの課題に直面した時、自分はそれが実行できるという期待や自信をもつこと」をいうそうです。

例えば、小学生の子供に親が注意をするとします。

「片づけなさい」。

「~しなさい」で話をきちんと聞き、すぐ行動に移せるかというと、なかなか大人でもできないものです。

親の伝えたいことは「片づけてほしい」。子供の言い分は、もしかしたら「今はレゴで忙しいからあとでしたい」かもしれません。子供にも子供の言い分があるわけです。

親も何回も同じことも言っているとイライラが募ります。しかも返事さえないともっとイライラします。声が枯れてくる時もあります。最後には堪忍袋の緒が切れて「もういいかげんにしなさい!」と雷を落としてしまうのです。

でも、もし子供を努めて客観的に見るとします。そして子供の性格・成長具合・体調を観察し、どういう状況だと話が聞けるのか、どういう方法が一番頭に入るかを考えてみると、自ずとその子供にあったコミュニケーションの方法が分かると思います

もしかしたらこの間、「ねえママあのね」という会話のスタートを、「ちょっと待っててね今忙しいんだ」と切ってしまったとか。。。子供が投げた会話のキャッチボールを受け取らなかったということですね。

いつも忙しい忙しいで相手が話し始めた話を真摯に聞いていなかったとか。。いろいろ理由はあると思います。私も家族にしてしまいその都度反省です(-_-;)

そんな時は、素直に謝ってしまいましょう。

お互いの心のわだかまりがきっとすっきりします。親だからとか、疲れているとか言い訳せずに。

ただ単に、今、目の前のものに熱中しているのであれば、好きなものに熱中させてあげましょう。後々、”熱中する”ということは、片づけより大切なことかもしれません。

「この間は話を最後まで聞けなくてごめんね。」「ちょっと今話してもいい」とか。会話ができる状況か確認してみるのも手です。

また、人にはそれぞれ学習スタイルがあるといわれています。例えば視覚的に強い人は、メモや手紙に書いたりビジュアライズして伝えると頭に入りやすいようです。聴覚に強い人は、音に敏感なので、静かに集中できる環境を整え口頭で短くシンプルにわかりやすく。言語感覚が高い人は、話し合って自分なりに論理付けし理解していきます。触覚系の人は、体験して覚えていきます。体を動かして覚えていきます。

極端なラベリングは逆効果ですが、それぞれのスタイルを理解し、強みを引き出し弱みを理解するということ。それはその人を理解するうえで役に立つものだと思います。

配偶者や他の人とのコミュニケーションにも、もちろん使えます。

「仕事で疲れてるから」とかで会話ができない時は虚しいですよね。そういう時は、どういう状況、時間帯、どのようなやり方で話し合いができるのかをストレートに聞いてみるのもあります。自分で勝手に判断せずに、相手に聞いてみるというのがお互い一番ストレスの少ない会話になるのではないでしょうか。

うちの場合、疲れているときは込み入った話し合いはしない。なぜなら感情的になるから。事務連絡、返事が欲しい内容は、メールで時系列にしてほしいでした。これを実行してからストレスはかなり減りました。

その人にあったオーダーメイドのコミュニケーション方法で、ストレスの少ない会話のキャッチボールができ、楽しい会話に発展していくのです。

よく状況を観察して、相手を知り、そしてちょっとした工夫でよい方向に行きます。親子でも、お互いを理解し尊重するということが大切なんですね。

では。

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